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従来工法からの進化

福岡市の街並み
従来よりタイル外装、モルタル外装の補修工法として、ピンニング工法(外壁にドリルで孔をあけ、樹脂を注入し注入口ネジピンを差し込み固定)と、注入口付アンカーピン工法(外壁に孔をあけ金属系拡張アンカーの脳天より樹脂を注入して固定)があります。

湿式超低音ドリル(MF-1)とハイブリッドクイックノズルの開発により、従来の問題点を解決し、確実な施工効果により環境配慮・高強度・合理化を追求した工法が「ニュークイック工法」です。

実用開始から5年、施工性、経済性、環境性においてさらに進化させた工法として「ハイブリッドクイック工法」が誕生しました。

ニュークイック工法からの継承

  • 湿式であるために粉塵が出ません。(バキューム一体型の洗浄穿孔)
  • 非常に穿孔音が低いため居ながら工事ができます。(60dB以下)
  • 低振動であるため建物構造体に悪影響がなく共浮きが発生しません。
  • 孔内部の粉塵を有効に除去できます。(接着強度の確保)
  • 躯体空隙部に詰まりが発生しません。(0.1mmの空隙部より注入可能)
  • タイル、石材を割らずに穿孔できます。(特殊ノンコア型ダイヤモンドビット仕様)
  • タイルに皿もみをしないのでタイルの強度が低下しません。
  • 速乾性の冷却水使用により、作業効率が向上します。
  • 建築改修工事監理指針に沿った確実な樹脂注入により、どのような孔の深さに対しても孔最深部より樹脂の注入が可能です。(最深部自動注入)
  • 多層浮きの施工に対しても確実な樹脂注入が可能です。
  • ニュークイックピンを差し込んでもピンの浮き出しがありません。(エアー溜まりなし)
  • 樹脂の注入不良が発生しません。(高強度施工)
  • 樹脂の注入が確実なので、ピンの引抜き強度が充分に出ます。(1ピンあたり約800~1,050kg)
  • ステンレスピンにキャップが一体化しているので、確実にタイル固定ができることと壁面に合わせた着色をすることによって一般ピンニング工法の樹脂の硬化待ち(15h~24h)、パテ埋め、研磨作業、塗装作業、の4工程を1工程で処理することができます。
  • 一般ピンニング工法の全ネジピン、4φに比べ5φであるため剪断強度が強い。
  • 0.5mmごく薄キャップであるため凹凸が目立ちません。
  • 作業工程が3~4工程と短く施工日数の短縮が図られ仮設費、経費等が軽減できます。
  • 施工機材のエネルギー消費量が従来工法より少なくなっております。
  • 品質確保のシステムが機械工具で擁立され、過剰な点検や手直しの作業が少なく効率的です。

進化したハイブリッドクイック工法

進化したハイブリッドクイック工法
  • 超低振動・超低騒音・無粉塵ドリルの改良により穿孔速度がアップし騒音レベルが低減しました。
  • ドリルと付属機器の全電動化により作業効率が向上しました。
  • ドリルと付属機器の駆動制御により電力消費量の削減及びCO2排出量の削減に成功しました。
  • ドリル構造改良により穿孔精度が向上しました。
  • 穿孔速度がアップし作業工程内の所要時間が短縮されました。