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ハイブリットクイック工法

ハイブリッドクイック工法とは

ハイブリッドクイック工法とは
ハイブリッドクイック工法とは、株式会社ホリ・コン が開発した、「耐震性能」と「環境技術」が融合した最新の耐震外壁タイル改修技術です。

「地震に強い壁をつくる」をコンセプトに、今後起こりうる大地震の対策として目には見えない、建物構造体内部への確実な施工技術によって「安全・安心」を構築し強度・耐久性の向上に取り組んだ結果、「ハイブリッドクイック工法」が開発されました。

今求められている「地震に強い壁」

近年、首都直下地震、南海トラフ地震等を始めとする災害リスクが高まる中、熊本地震被害状況検証結果においても実証された耐震性能が、今社会が求める「地震に強い壁」を構築し、震災に備えたこれからの外壁改修技術と考えます。

東日本大震災をはじめ、近年に発生した強い地震においても本工法の施工部は損壊ゼロであり、高い耐震性能を示しています。これらの事実と、現在1900棟以上の技術採用施設においても無事故であることから、社会的にも安全で安心な震災に備えた外壁改修技術として、近年高い評価を頂いています。

工法の特長

MF-1ドリル[ハイブリッド仕様]使用の利点

  • タイルに皿もみしないので、強度が低下しません。
  • 非常に穿孔孔が低いため居抜き工事ができます。(60dB以下)
  • 湿式であるために粉塵が出ません。(バキューム一体型の洗浄穿孔)
  • 躯体空隙部に詰まりが発生しません。(0.1mmの空隙により注入可能)
  • 速乾性の冷却水使用により、作業効率が向上します。
  • 低振動であるため躯体の共浮きが発生しません。
  • タイル、石材を割らずに穿孔できます。

ハイブリッドノズル使用の利点

  • どのような孔の深さに対しても奥部より樹脂の注入が可能です。(自動注入)
  • ハイブリッドクイックピンを差し込んでもピンの浮き出しがありません。(エアー溜まりなし)
  • 樹脂の注入不良が発生しません。
  • 樹脂の注入量が調節できるので樹脂が溢れず壁面を汚しません。
  • 樹脂の注入が確実なので、ピンの引抜き強度が充分に出ます。(1ピンあたり約800kg)

ハイブリッドピン使用の利点

  • ステンレスピンにキャップが一体化しているため確実にタイル固定できます。
  • 従来ピンニングの4工程を1工程で処理できます。
  • 一般ピンニング工法の全ネジピン、4φに比べ5φであるため剪段強度が強い。
  • 0.5mmのごく薄キャップであるため凹凸が目立ちません。
  • テーパーキャップ施工の場合、凹凸がありません。(面取りのため、1工程増えます)

施工方法

第1工程 穿孔

MF-1ドリル[ハイブリッド仕様]|高品質な穿孔+環境技術
接着性を最大限に発揮する孔内環境を構築する最新の穿孔システム
穿孔
MF-1ドリル[ハイブリッド仕様]の特長は、振動ドリル、従来湿式ドリルに比べて、穿孔時に徹底した粉塵除去が可能なことから、接着性を最大限に発揮する孔内環境が構築され、高強度・高耐久性につながります。
超低騒音、低振動、無粉塵にて従来工法の抱える環境対策の課題を解決しました。その結果、施工中も施設使用を可能にするなど、入居者様、周辺居住者様への環境配慮がなされています。また、低振動で穿孔することでタイルの破損、建物構造体損傷等の抑制を可能にしました。
さらに、既存タイルを活かして施工することで産業廃棄物の発生も抑制。穿孔作業中のCO2排出量も従来比、2分の1以下と、人にも建物にも優しい最新の穿孔システムです。

第2工程 注入

ハイブリッドノズル[特殊ノズル]|高強度+高耐久性
「建築改修工事監理指針」に沿った確実な樹脂注入技術にて耐震性能を実現
注入
ハイブリッドノズルの特長は、樹脂の注入圧によって自動的にノズル先端の注入管が孔最深部に到達し、注入が開始されるシステムで、「建築改修工事監理指針」に沿った確実なエポキシ樹脂注入ができます。
あらゆる浮きの施工に対応でき、注入不良が発生しないことから接着性の向上で高強度、高耐久性が確保されます。結果、穿孔時の徹底した粉塵除去効果とハイブリッドノズルによる確実な樹脂注入により、地震に強い耐震性能を実現します。

第3工程 ピンニング

ハイブリッドピン[キャップ一体型ステンレスピン]|地震対策+経済性
外壁落下防止・美観・工期短縮を実現する最先端のピンニング技術
ピンニング
ハイブリッドピンは、キャップ一体型の形状を持つことでタイル部を確実に押さえとめる効果があります。タイル陶片剥落の防止だけでなく、モルタル部・躯体部への確実な連結固定により地震に対応できる安全で安心な外壁の落下防止対策が図られます。
また、ピンのキャップ部には、タイルと同系色の焼付塗装を施すことで施工箇所も目立たず工事が完了します。
結果、従来のピンニング工法で必要であった4工程もの仕上げ工程を1工程で行えることで、工期短縮(クイック効果)につながり、お客様にとって負担となる施工期間を短くできることから、仮設費・諸経費等が軽減でき経済性にも優れています。

※施工状況によっては工期短縮を満たさない場合もあります。