RCガーデックスとは
RCガーデックスとは、日本躯体処理株式会社 が製造する「コンクリート改質材」です。
「高い防水止水性能」「塩害・凍害の防止」「中性化の抑制」と非常に多機能でありながら低コスト化を実現し、施工性と長期耐久性に優れた新発想の「けい酸塩系」製品です。
最新のナノテクノロジー(微細化技術)から生まれた「ナノサイズ」のシリケートをふんだんに使用し、基本原理である「RC表面に浸透→空隙に充填→固化体化」を広範な使用環境で発揮できる当製品は、施主と施工者を確実に満足させ、これからのRC躯体の必需品となるでしょう。
商品の特長
- コンクリート内部の毛管空隙を充填し、内部外部を問わず防水効果を発揮します。
- 常に湿潤・滞水状態のコンクリートも防水可能です。(各種ピット、水槽等)
- 外壁のクラック(タイル上から)への施工も有効です。(PC板も可能)
- 新築時の施工で水分供給による異常膨張や低質RCの早期炭酸化(中性化劣化)を防止します。
- 白華現象(エフロレッセンス)の発生を抑制します。
- コンクリートの多孔性状を平滑化し、高いプライマー効果を発揮します。
- 全てのセメント質を含む部分に使用が可能です。
- 水がある部位でも施工が可能です。
- 材料の安全性は高い評価を得ています。(水道施設の技術的基準、資機材等の材質に関する試験に合格)
作業手順
事前工程
作業範囲確認 | 安全の確保と作業範囲の確認をする。 ※施工部位の温度が5℃以下・40℃以上の場合は施工しないでください。 |
防水下地補修 | 入隅や貫通0.2mm上回るクラックや、大きな破損はモルタル等で補修をする。 補修を行った場合は、補修材の乾燥期間を設ける。 ※補修材はセメント(カルシウム)を含むものを使用してください。 |
養生 | 鋼製建具・ガラス・手摺・樋等の養生をする。 ※タイル面の場合は、事前に試し施工をし、色むら・白華等の確認をしてください。 |
清掃及び洗浄 | 防水面に応じて、低圧・高圧洗浄機やブラシ等で汚れを除去清掃する。 ※酸系等の洗剤等は絶対にしようしないでください。 |
1回目工程
散水 | 全ての防水面へ散水をする。(事前工程の清掃及び洗浄を兼ねることもできる。) ※既に漏水を起こしている部位への散水は、水量を調整してください。 |
第1回材料塗布 | 原液を水で1対1に希釈した防水材を噴霧器やローラー・刷毛などを使用し、均等に塗布する。塗布量は、希釈した防水材で1㎡あたり0.15リットルとする。 ※原液はよく振ってから1対1に希釈してください。 ※1対1に希釈した防水材も、必ず攪拌してから塗布してください。 |
湿潤養生 | 防水面と気候に応じて、防水材の浸透時間を設ける。(0.5~1時間程度) この間、防水面は乾燥してはならない。乾燥する場合は適宜散水をする。 |
2回目工程
散水 | 防水材の浸透を促進するため、均等に低圧塗布をする。 ※水量を調整し、防水面に残っている防水材を周囲に飛散させない様に注意願います。 |
第2回材料塗布 | 原液を水で1対1に希釈した防水材を噴霧器やローラー・刷毛などを使用し、均等に塗布する。塗布量は、希釈液で1㎡あたり0.1リットルとする。 |
湿潤養生 | 防水面と気候に応じて、防水材の浸透時間を設ける。(0.5~1時間程度) この間、防水面は乾燥してはならない。乾燥する場合は適宜散水をする。 |
最終工程
散水 | 防水材の浸透を促進するため、均等に低圧塗布をする。(後工程の清掃との併用可) |
清掃 | 防水面に残っている防水材(残留アルカリ)をヌメリがなくなるようにブラシ等で充分に洗い流す。防水材(残留アルカリ)が残っているか心配な場合はリトマス試験紙で確認することを薦めます。 鋼製建具・ガラス・手摺・樋等に飛散した防水材は丁寧に洗い流す。 ※ガラス等に付着した防水材は念入りに清掃をしてください。 |
確認工程
施工確認 | 施工もれがないことを確認する。 |
養生材撤去 | 撤去した養生材は必ず指定された場所に廃棄する。 ※壁面の場合は、防水材の反応が完全に終えたのを確認してから、養生材の撤去をしてください。 |
最終点検 | 再度、養生部位に防水材(残留アルカリ)が付着していないか確認する。 ※他部材との取り合いからの漏水は、別途処理をしてください。 |
清掃 | 養生材等の撤去もれがないかを確認する。 |
施工受け入れ検査 | 監督員・係員等担当者に完了検査を受ける。 |
※商品によっては作業手順が異なる場合があります。